米PagerDutyは、生成AIテクノロジを基盤とする「PagerDuty Advance」を、インシデント管理、AIOps、自動化、カスタマサービス運用といったミッションおよびタイムクリティカルなオペレーション業務のためのプラットフォーム「PagerDuty Operations Cloud」の機能として、8月6日に一般提供を開始した。
PagerDuty Advanceによって、IT運用センターのモダン化、自動化の標準化、より効率的なインシデント管理といった、企業におけるDX全般の加速、および革新的なシステム運用が可能になる。
おもな機能としては、通知からインシデント後のレビューまでインシデントライフサイクルのあらゆる段階で、対応者に役立つインサイトをSlackから直接提供するPagerDuty Advance Assistant for Slack、生成AIを利用して発生したイベントや対応の進捗、課題に関するステータスアップデートのドラフトを、対外向け、社内経営層向け、社内技術チーム向けといったステークホルダ別に自動生成するPagerDuty Advance for Status Updates、Actions Log機能の利用によって自動化ジョブ実行後の結果を1か所で確認できるようにするPagerDuty Advance for Automation Digest、インシデント解決後にポストモーテム(事後検証)を自動生成することで、解決したインシデントに関する入手可能なデータ(ログ、評価基準、Slack上のインシデント関連のやりとりなど)の収集といった業務を迅速化するPagerDuty Advance for Postmortemsを備えている。
なお、PagerDuty Advanceの日本語版は、8月28日にベータ版の提供が開始され、9月30日の正式版リリースを予定する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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