米OpenJS Foundationは、JavaScript実行環境「Node」の最新版となるバージョン22.9.0を9月17日(現地時間)に公開した。NodeはMITライセンスで公開しているオープンソースソフトウェア。
今回の新版では、JavaScriptのJITコンパイラ「V8 Maglev」を標準で無効にした。V8 Maglevは、JavaScriptエンジン「V8」のバージョン12.4の機能であり、Nodeのバージョン22でV8 12.4とともに、V8 Maglevを取り込んで、標準で有効にして提供を始めた。
しかし、V8 Maglevにエラーが多発しており、その原因がどこにあるのかも分かっていない。Node 22はLTS(Long-Term Support:長期サポート)版として提供しているため、V8のバージョンを戻すわけにもいかず、今回の新版でV8 Maglevを標準で無効とすることに決めた。
ほかには、実行時のスタックトレースを取得する「getCallSite」メソッドを加えるなどの変更がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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