米Googleは、同社の大規模言語モデル(LLM)「Gemini 1.5」の改良版「Gemini-1.5-Pro-002」「Gemini-1.5-Flash-002」の提供を9月24日(現地時間)に開始した。「Google AI Studio」で、実際に問い合わせ文を入力しながら試せる。さらに、「Gemini API」を通して、外部アプリケーションからのAPI呼び出しに対応する。
Googleは今回の改良版について、回答の精度と返答速度が高まり、コスト効率が改善したとしている。同社がベンチマークテストで検証した結果、性能が7〜20%改善したことが分かったという。
またGoogleは、Gemini 1.5 Proの利用料金を大きく引き下げる。具体的には問い合わせ受け付けの料金を64%、回答生成の料金を52%引き下げる。さらに、APIの呼び出し回数制限の緩和にも踏み切る。現在のところ、Gemini 1.5 Flashには1分間当たり1000回、Gemini 1.5 Proには1分間当たり360回の制限がかかっているが、これを2000回と1000回に引き上げる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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