米Google Cloudは、大規模言語モデル(LLM)への問い合わせ文の調整(プロンプトエンジニアリング)をAIで支援するサービス「Vertex AI Prompt Optimizer」をパブリックプレビューとして9月26日(現地時間)に公開した。
Vertex AI Prompt Optimizerは、ユーザーからプロンプトの形式(テンプレート)に加えて、複数のサンプルプロンプトを受け取り、大規模言語モデルが適切な答えを返しやすいプロンプトを出力する。このとき、ユーザーから受け取ったプロンプトなどのデータをLLMで解釈して、最適と考えられるプロンプトを出力する。Google Deepmindの「Geminiシリーズ」のプロンプトエンジニアリングに対応する。
利用時には、プロンプトなどのデータを送るだけでなく、対象とするLLMなどを指定するJSONファイルも提供する必要がある。設定を変更することで、最適と考えられるプロンプトを返すだけでなく、ユーザーが送信したプロンプトがどれくらい適切なのかを評価することもできる。
Vertex AI Prompt Optimizerは、Vertex AI SDK for Pythonを使ってGoogle Cloudのサービスにデータを送信することで利用できる。また、「Google Colab」や「Vertex AI Workbench」でPythonプログラムを記述して実行する形でも利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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