米Googleは、Webブラウザ「Google Chrome」向けに開発中の「Translation API」をプレビューとして10月8日(現地時間)に公開した。Googleが2024年5月から開始している「Built-in AI」プレビュープログラム参加者向けに提供する。
Translation APIは、Webページ内の文書などを他の言語に翻訳する機能を提供するJavaScript APIであり、Google Chromeが持つ言語モデルの能力を利用している。Google Chromeは、「Gemini Nano」のほかに、特定用途向けの言語モデルと、それらの言語モデルをGPU(Graphics Prosessing Unit)やNPU(Neural Processing Unit)などを使って実行する仕組みを備えている。
Webアプリケーション開発者は、Translation APIを利用することで、自身のアプリケーションに翻訳機能を組み込むことが可能になる。GoogleはこのAPIの用途の例として、SNSや、企業が顧客サポート向けに用意するチャットを挙げている。ユーザーの入力を他の言語に翻訳して送信したり、やって来た返信をユーザーが理解できる言語に翻訳するなどの用途だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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