米Googleは、大規模言語モデル(LLM)の出力を確認、検討する環境「Google AI Studio」に、2種類のLLMの出力を比較する機能を追加したと10月17日(現地時間)に発表した。
新しい機能は「Compare Mode」と呼ぶもので、Google AI Studioの画面右上にボタンを押すことで、このモードに切り替えることができる。Compare Modeの画面は、左右2つに分割してあり、それぞれ言語モデルを選択できる。問い合わせ文(プロンプト)を入力する欄は画面下にあり、ここで入力したプロンプトは両方の言語モデルに送信される。
プロンプトに対する回答は、2つに分割した画面にそれぞれ表示され、2つのLLMの反応速度と、出力内容を横並びで比較できる。分割した画面にはそれぞれ歯車のアイコンがあり、これをクリックすることで、温度や出力長などの設定も可能になっている。
Google AI Studioでは、Gemini 1.5 Proなど、12種類のLLMを試用できる。Googleは、今回のCompare Modeで、用途に合ったLLMを選びやすくなるとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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