エクセルソフトは、インテル コーポレーションの提供するアプリケーションのパフォーマンス向上のためのソフトウェア開発ツールスイートの最新バージョン「インテル oneAPI ベース・ツールキット 2025」の、有償サポート製品の日本国内での販売を、11月6日に開始した。
インテル oneAPI ベース・ツールキットには、単一のコードから複数種類のアクセラレータに対応できるSYCLとC++コンパイラ、最適化されたoneAPIライブラリ、CUDAからSYCLへのコード移行ツール、インテルのアーキテクチャにおける性能解析ツールなどが含まれる。あわせて、最新のOpenMP、MPI、Fortran標準を通じてインテルのCPUとGPUのHPC向け活用を可能にする、新たなFortranコンパイラとMPIライブラリを追加するインテル HPCツールキットも用意している。
今回、販売が開始されたバージョン2025では、9月に発表されたデータセンタ向けP-cores搭載インテルXeon 6プロセッサ(開発コード:Granite Rapids)や、ノートPC向けのインテルCore Ultraプロセッサ(シリーズ2、開発コード:Lunar Lake)を含む、最新のインテルCPU/GPUのサポートが追加された。
さらに、NVIDIA GPU向けAPIをSYCL 2020標準APIおよびインテル oneAPI DPC++/C++コンパイラがサポートするSYCL拡張APIを用いて置き換える移行ツールや、セキュリティ志向のパフォーマンスライブラリ、PythonによるプログラミングやHPCのサポートなどが含まれている。
有償サポート製品は、ツールキットの想定用途ごとに利用におけるサポートを必要とする開発者(ツールキットの利用者)の人数、および利用年数に応じた価格で販売される。すでに有償サポート製品を購入済みで、現在もサポートサービスを利用できる場合は、追加の手続きや費用なしでバージョン2025でもサポートサービスの利用が可能になる。
税込価格は、「インテル oneAPI ベース・ツールキット」が183700円、「インテル oneAPI ベース&HPC ツールキット(マルチノード)」が775500円、「インテル oneAPI ベース&HPC ツールキット(シングルノード)」が393800円、「インテル Fortranコンパイラ向けサポートサービス」が223300円。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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