米Microsoftは、一般提供が開始された「Visual Studio 2022 17.12」に新たに搭載されている、C++開発者向け機能を公式ブログ11月12日(現地時間)付の投稿にて紹介している。
Visual Studio 2022 17.12では、コンテナアダプタであるstack、queue、priority_queueのフォーマッタと、range-default-formatterの実装によって、C++23のP2286R8フォーマットへの対応が完了した。
あわせて、既存の<mdspan>実装をサポートする、コンパイラへの多次元の添字演算子が実装されるとともに、generate_canonical()の新しい仕様など複数のC++26機能の搭載などが行われている。
さらに、Unreal Engineプロジェクトではツールバーから直接アプリケーションに渡すコマンドライン引数を設定できるようになったほか、Unreal Engine uprojectを開くためのエントリポイントの追加、パラメータ設定セクションにおけるパラメータの追加/削除、および並び替えへの対応などシグネチャ変更インターフェースの改善が実施された。
ほかにも、選択したファイルがビルドパフォーマンスにどのような影響を及ぼすかを正確に確かめられるようになるとともに、プロジェクトに基づく結果のフィルタリングのサポート、ファイルパスフィルタの導入など、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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