米Microsoftは、Visual Studio Codeを使ってTeamsアプリの開発を簡単に始められる、Teams Toolkit for Visual Studio Codeの最新バージョンとなる「Teams Toolkit for Visual Studio Code 5.10.1」、および最新プレリリースを、11月27日(現地時間)にリリースした。
Teams Toolkit for Visual Studio Code 5.10.1では、ユーザーインターフェース全体で「Copilot Agent」という用語が「Agent」に変更されるとともに、デバッグセッションの停止後に子プロセスが終了しない、宣言型エージェントにおける複数行のユーザー指示検証、APIプラグインを使用したプロジェクトのスキーマ検証エラーといった問題が修正されている。
あわせてリリースされた、2024年11月版のプレリリースでは、Microsoft EntraとOAuthを使用したAPI-MEおよびAPIプラグインアプリケーションテンプレートの、ローカル認証サポートが導入され、APIをローカルで完全にテストして、TeamsとMicrosoft 365 Copilotが適切な認証なしでAPI呼び出しをどのように処理するかを検証できるようになった。
さらに、ボットのデバッグ中にポートの競合が発生することがなくなり、デバッグセッションが停止すると残っているプロセスが自動的に終了し、ポートを使用可能にすべく解放されるようになっている。
あわせて、Microsoft Kiotaの統合による、パブリックAPIカタログを参照したAPIプラグインの作成、Azure OpenAI ServiceのAssistant APIとTypeScript/JavaScriptを使用したAIエージェントの構築、ローカライゼーションファイルと既定の言語ファイルがマニフェストスキーマ検証に含まれるようになったことによる、すべてのアプリのローカライゼーションアセットのTeams標準への準拠といった機能追加が行われた。
ほかにも、いくつかの機能強化やバグ修正が実施されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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