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AWS、VMwareワークロードのAmazon EC2への移行を容易にする「Amazon Q Developer transform for VMware」を発表

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 米Amazon Web Servicesは、VMwareワークロードの移行およびモダナイズのための、「Amazon Q Developer transform for VMware」のパブリックプレビューを、12月3日(現地時間)に発表した。

 VMwareワークロードで実行される仮想マシンは、エンタープライズITインフラストラクチャの基本的な構成要素となり、組織がアプリケーションを効率的に導入・管理するための、柔軟でスケーラブルな基盤を提供している。一方で、オンプレミスのワークロードをクラウドに移行してモダナイズするには、さまざまな困難がともなうことから、多くの移行担当者がビジネス目標を満たす移行とモダナイズを促進する、専門知識とツールを求めていた。

 今回、パブリックプレビューが発表されたAmazon Q Developer transform for VMwareは、AWSの18年分にわたる専門知識に基づいて構築されているため、専門知識を習得することなくVMwareワークロードの移行を簡素化および加速できる。

 AWSが行った社内テストでは、Amazon Q Developer transform for VMwareを使って500台の仮想マシンで構成されるVMwareネットワークを変換して、VPC、サブネット、トランジットゲートウェイ、インターネットゲートウェイといった、AWSネットワーク構成を1時間以内に生成した。これは、従来の手動でのアプローチで2週間かかっていた作業時間と比較して、80倍の速さに匹敵する。

 オンプレミスのVMwareワークロードをAmazon EC2へ移行する場合には、vSphereなどの環境内に通常存在するすべてのプリミティブを、ネットワークコンポーネントも含めてAWSで再作成する必要がある。Amazon Q Developer transform for VMwareでは、コレクタまたはファイルインポートを使用して、これらのオンプレミスコンポーネントを検出することによって、VMwareフットプリントの包括的なビュー提供を可能にしている。

 Amazon Q Developer transform for VMwareでは、オンプレミスのインベントリ、依存関係、明示されたビジネス目標、エージェントに組み込まれたVMwareの専門知識に基づいて、生成AI主導の変換計画と推奨事項を提供し、リソース効率の高いモダナイゼーションを実現する。

 さらに、コラボレーション機能を備えたAI主導のWebエクスペリエンスを提供し、自律生成AIエージェントとの自然言語チャットを通じて、計画の作成、共同チームのレビューと承認の促進、問題の迅速な解決ができる。エンドツーエンドのエクスペリエンスが1か所で提供されるため、複数のサービスやツール間のコンテキスト切り替えを最小限に抑えられる。

 あわせて、AIエージェントによるネットワーク変換の自動化も提供され、複雑なVMwareネットワーク構成の分析とネイティブAWS構造への変換にあたってこれまで必要だった、数週間から数か月に及ぶ専門的な作業が不要になる。

 ほかにも、ジョブ進行状況のダッシュボードや作業ログといった観測機能が含まれており、EC2インスタンスへVMwareワークロードを移行する際の、サードパーティのライセンス料が不要になる。

 なお、Amazon Q Developer transform for VMwareを利用するには、Amazon Q Developer Proサブスクリプションが必要となる。

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