米Amazon Web Servicesは、Amazon Bedrockのナレッジベースが、完全な応答を待つことなく大規模言語モデル(LLM)が生成するストリーミング応答を受け取れるようになる、RetrieveAndGenerateStream APIのサポートを12月1日(現地時間)に開始した。
Amazon Bedrockのナレッジベースは、フルマネージドの検索拡張生成(RAG)ワークフローを提供し、企業のデータソースからコンテキスト情報を読み込むことによって、高精度で低レイテンシ、安全なカスタム生成AIアプリケーションの作成を可能にしている。
RAGワークフローには、テータストアのクエリ、関連するコンテキストの収集、応答を要約するためのLLMへのクエリ送信といった手順が含まれる。応答生成はこのワークフローにおける最終手順であり、応答生成で使用される基盤モデルのレイテンシに応じて、数秒程度かかる場合がある。
今回の、Amazon BedrockのナレッジベースにおけるRetrieveAndGenerateStream APIのサポートは、レイテンシの削減を目的として行われており、ストリーミング応答によって最初の応答におけるレイテンシが短縮され、Amazon Bedrockのナレッジベースからのよりシームレスで応答性の高いエクスペリエンスを享受できるようになる。
RetrieveAndGenerateStream APIは、既存のすべてのAmazon Bedrockのナレッジベース対応リージョンにてサポートされている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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