オープンソースのフロースタイルのクエリ言語「Wvlet」のバージョン2024.9が発表された。
Wvletは、SQLエンジン用の効率的なクエリを作成できるように設計された新しいクエリ言語。
Wvletの開発チームは、SQLの課題について、1970年代に誕生したSQLは「昨今の複雑なデータ分析のニーズに合わせて設計されていない」と指摘する。Wvletはソフトウェアエンジニアリングのベストプラクティスを取り入れ、50年前のSQLを最新化し、より直感的で機能的な言語へと改善している。構文を自然なデータフローに一致させるため、フロースタイルの関係演算子などを含むさまざまな方法を導入して再設計された。
Wvletを利用すれば、インタラクティブなデータ探索用のクエリを記述しながらデータを分析することが可能。
また、Wvlet は Scala 3で記述されており、JavaScript にコンパイルできるため、ブラウザベースで実行できる。Wvletコンパイラのソースコードは、GitHubから参照できる。
Wvletはまだ開発の初期段階であり、今後約3か月ごとにマイルストーンバージョンをリリースする予定。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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