VicOneは、アメリカにて1月7日〜10日(現地時間)に開催中の「CES 2025」において、NXPセミコンダクターズN.V.(NXP)と協業して、AIを活用した先進的な自動車向けのサイバーセキュリティソリューションを提供することを発表した。
今回の協業では、VicOneの自動車サイバーセキュリティ技術とNXPのAIソリューションを統合して、自動車サイバーセキュリティへのエッジAI処理の導入に取り組んでいく。この取り組みを通じて、自動車業界がますますAIとソフトウェアに依存していく中で、車両自体がサイバー攻撃から身を守り、より安全な運転体験の提供を可能にする。
あわせて同提携の一環として、VicOneの次世代フリクションレス侵入検知・防止システム「xCarbon」が、NXPの「OrangeBox Automotive Connectivity Domain Controller Platform」との統合によって、機能が強化される。機能強化によって、社内外の複数の電子制御ユニット(ECU)に搭載されたデータと、検知された不審な動作を共有できるようになり、分散しているデータは実際のインシデントから得られた脅威インテリジェンスに基づいて、攻撃経路として文脈化される。また、これらの処理はすべて最先端AI技術によって高速で行われ、被害が及ぶ前に不審な動きを検知して、攻撃を阻止する。
さらに、VicOneの車載「AI Guardian」は、NXPの「eIQ Neutronニューラル・プロセッシング・ユニット」に搭載された「i.MX 9」シリーズのプロセッサを活用した、データ漏洩からのAI搭載アプリケーションの保護が可能になる。NXPの自動車向け「i.MXアプリケーション・プロセッサ」は、高性能かつ低消費電力で、安心・安全な拡張性を実現している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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