アドビは、「Adobe Acrobat」の生成AI機能「Acrobat AIアシスタント」日本語版の一般提供を2月12日に開始した。「Adobe Acrobat Reader」および「Adobe Acrobat」のデスクトップ版、Webアプリ、モバイル版アプリ、ブラウザ拡張機能にて、月額680円からの追加サブスクリプションで利用できる。
![Acrobat AIアシスタントの使用イメージ](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20979/20979_fig01.png)
Acrobat AIアシスタントは、Acrobat ReaderとAcrobatのワークフローに深く統合された、生成AIベースの最新の対話型エンジンであり、個人や企業があらゆる種類のデジタルドキュメントから素早く、かつ簡単にインサイトを得られる。
おもな機能としては、PDFのコンテンツに基づいて推奨される質問を提示したり、質問に対する回答を作成したりする「AIアシスタント」、複数または長文のドキュメントを解析して、全体要約、セクションごとの要約を生成する「生成要約」、アドビのカスタマイズしたアトリビューションエンジンと独自のAIが引用を生成することで、AIアシスタントによる回答の情報ソースを簡単に確認可能な機能、リンクをクリックできるようにすることで、長文ドキュメントの中から必要な情報を素早く見つけられるナビゲーション機能、要約された情報を電子メール、レポート、プレゼンテーションといった、さまざまな形式へフォーマットする機能などを備えており、Word、PowerPoint、会議の議事録など、あらゆる文書形式のファイルをAIアシスタントに読み込ませて使用できる。
なお、Acrobat ReaderおよびAcrobatのAIアシスタント機能は、データセキュリティプロトコルによって管理されており、顧客のドキュメントの内容が同意なしに保存されることや、AIアシスタントのトレーニングのために使用されることはない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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