プログラミング言語C++の開発者Bjarne Stroustrup氏は、2月4日、「21世紀のC++」(21st Century C++)と題した記事をCommunications of the ACMに寄稿した。
同記事の導入でBjarne Stroustrup氏は、「パフォーマンスが高く、型安全で、柔軟なC++ソフトウェアを構築するための重要な概念として、リソース管理、ライフタイム管理、エラー処理、モジュール性、汎用プログラミングを紹介する」と述べている。
また、「開発者が言語の時代遅れの『ダークコーナー』を避け、最新のC++を効果的に使用することに集中できるように、一連のガイドラインが開発された」と述べ、C++のコアガイドラインを紹介している。
コアガイドラインは“subset-of-superset”と呼ばれる戦略を採用しており、次のように説明されている。
「まず、いくつかのライブラリ抽象化で言語を拡張。標準ライブラリの一部を使用し、ガイドラインを便利かつ効率的に使用できるように小さなライブラリを追加する。次に、サブセットを作成し、低レベル、非効率的でエラーが発生しやすい機能の使用を禁止する」
Bjarne Stroustrup氏は、このコアガイドラインを「最終的には誰もが恩恵を受けることができると期待されるルール」と説明している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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