プライバシー重視の検索エンジン・ブラウザの「DuckDuckGo」が、検索結果にAIアシストの回答機能を導入した。また、AIチャットボット「Duck.ai」の提供を開始した。
「DuckDuckGo」は、DuckDuckGo社が提供する、広告およびCookieのブロックといった多くの保護機能を備えた検索エンジンおよびブラウザ。
同社は、AIのニーズの高まりに応えて、WebソースからのAIアシストによる回答機能と、AIチャット「Duck.ai」の提供を開始した。
AIアシストによる回答は、表示する頻度をユーザーがカスタマイズできる。例えば、設定を“often”にすることで、従来の検索結果に20%以上の確率で表示される。AIによる回答自体をオフにすることも可能。
Duck.aiでは現在、OpenAIのGPT-4o miniと o3-mini、オープンソースモデルのMeta Llama 3.3とMistral Small 3、AnthropicのClaude 3 Haikuが採用されている。チャットの内容はデバイスにローカルでのみ保存、プロキシ経由で匿名化され、AIモデルのトレーニングには使用されない。さらに、保存されたチャットは30日以内に完全に削除されるように全プロバイダーと契約しているという。
AIアシストによる回答とDuck.aiの利用はいずれも無料。DuckDuckGoは、今後、より高度なチャットモデルにアクセスできる有料プランも検討していると述べている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です