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RFC3820(代理証明書)のC#による実装

C#によるセキュリティライブラリの学習

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ProxyCertInfo拡張とは

 ProxyCertInfo拡張の意味するところは、代理証明書が、正しい代理証明書かどうかを確認するための情報です。細かいことは、今回はC#とBouncy Castleのお勉強中なのでスルーしましょう。

 ProxyCertInfo拡張のBNF記法(抜粋)は以下の通りです。

ProxyCertInfo ::= SEQUENCE {
      pCPathLenConstraint   INTEGER (0..MAX) OPTIONAL,
      proxyPolicy           ProxyPolicy }


ProxyPolicy ::= SEQUENCE {
      policyLanguage        OBJECT IDENTIFIER,
      policy          OCTET STRING OPTIONAL }

 ここでは、

  • ProxyCertInfo拡張はINTEGERとproxyPolicy拡張で構成されています。
  • proxyPolicy拡張とはOBJECT IDENTIFIERとOCTET STRINGで構成されています。

 ぐらいを読み取れればOKです。

 OPTIONALとは、このデータが入っていない場合があることを示しています。つまり実装するときは、入ってないことも考慮する必要があります。まぁ、こんなデータが入るんだなぁ、ということで納得してください。ちなみに具体的なデータは以下の感じになります。

30 16 02 01 00 30 11 06   0....0..
08 2b 06 01 05 05 07 15   .+......
00 04 05 42 43 43 53 32   ...BCCS2
ProxyCertInfo拡張データ全体図(概要)
ProxyCertInfo拡張データ全体図(概要)
ProxyCertInfo拡張データ全体図(具体例)
ProxyCertInfo拡張データ全体図(具体例)

 ProxyCertInfo拡張概念図にて、ProxyCertInfo拡張の概要と具体的データの対応を示しています。この中には「pCPathLenConstraint(INTEGER(02 01 00))」と、「ProxyPolicyデータ」(policyLanguageが「30 11 06 08 2b 06 01 05 05 07 15 00」、policyが「04 05 42 43 43 53 32」のデータ)が入っています。

 具体的目標としては、上記を生成、および解析できればよいことになります。

次のページ
ProxyCertInfo拡張の生成・解析実装方法

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