Google Cloudは、3月11日、Google Cloud Spanner向けのフルマネージド階層型ストレージを発表した。
Spannerは、Google Cloudが提供し、負荷分散が可能なリレーショナルデータベース。
Spannerはその柔軟なスケーラビリティによって、リアルタイムのデータを扱い、常時稼働のエクスペリエンスを提供する。注文の受注や取引のデータは、「ホット」でアクティブなトランザクションデータとして扱われる一方、時間が経つにつれリアルタイムに扱う必要がなくなり、「コールド」データとなる。このコールドデータを低コストのストレージに移動するには、通常、複雑なデータパイプラインが必要だった。
今回発表された階層型ストレージ機能によって、データをSSDからHDDに自動的に移動することが可能となった。
Spannerのクエリは、変更なしにSSD層とHDD層の両方のデータにアクセスすることが可能。また、階層化ポリシーは、データベース、テーブル、カラム、またはセカンダリインデックスに適用できるため、HDDに移動するデータを選択できる。
階層型ストレージの機能の詳細については、ドキュメントで説明されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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