米Cloudflareは、プランの種類に関係なくすべてのパージ方法をすべてのユーザーに対して利用できるようにしたことを、4月1日(現地時間)に発表している。
同社は2024年に、URLによるパージ、ホスト名によるパージ、タグによるパージ、プレフィックスによるパージ、すべてをパージといったパージ方法を、すべてのCloudflareプランに導入する意向を発表した。これまで、URLによるパージとすべてをパージ以外はエンタープライズ向けだった。
新しいInstant Purgeパイプラインでは、負荷が増大したシナリオでも150ms未満で実行可能になり、すべてのユーザーに利用できるようになっている。
パージ方法は、CloudflareダッシュボードまたはCloudflare API経由で選択可能で、それぞれのパージリクエストでは選択したパージタイプに関連する対象のURL、ホスト名、プレフィックス、またはキャッシュタグ(パージキー)を明確に指定する必要があり、プレフィックスパージリクエストでは、example.com/foo/barといったディレクトリを指定できる。効率とスループットを最大化したい場合は、1つのキーで個別のパージリクエストを送信するよりも、1つのリクエストで複数のパージキーをバッチ処理することが求められる。
Cloudflareのタグ、プレフィックス、ホスト名によるパージ、すべてのパージの新しいレート制限は、プランの種類によって異なる。具体的には、無料ユーザーならバケットサイズは25リクエスト、補充レートは1分あたり5リクエスト(12秒ごとに1リクエスト)からとなる。ユーザーが26リクエストを一度に送信した場合、最初の25リクエストは処理されるものの、最後のリクエストはレート制限され、成功するには、12秒待ってから最後のリクエストを再試行する必要がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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