マイクロソフトは、年次イベント「Microsoft Build 2025」にて新リリース「Foundry Local」を発表した。
Foundry Localは、生成AIアプリケーションの開発と運用プラットフォーム「Azure AI Foundry」の機能を、クライアントデバイスにもたらす、高性能なローカルAIランタイムスタック。これは、Windows Copilot Runtimeの進化形であるAI開発の統合型プラットフォーム「Windows AI Foundry」に含まれる。
現在、WindowsとmacOSでプレビュー版を試すことができる。Foundry Localは、CPUやNPU、GPUを問わず最高レベルのパフォーマンスを実現するONNXランタイムを基盤として構築されている。ローカルモデルの実行に使用するシリコン(CPU、GPU、NPU)を指定することも可能。
このFoundry Localを利用することで、プロトタイプから本番環境への移行がスムーズになる。DeepSeek R1、Qwen 2.5 Instruct、Phi-4 Reasoning、Mistral、Hugging FaceのONNX形式モデルなど、エッジ向けに最適化された幅広いAI Foundryモデルをアプリ内で直接利用できる。
さらに、MCPを用いてローカルツールを呼び出すローカルAIエージェントのプライベートプレビューも開始され、フォームから申し込むことで参加できる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です