Gurobiの日本拠点であるオクトーバー・スカイは、Gurobiユーザーポータル上で利用可能な、数理最適化問題の解決をサポートするAIアシスタント「Gurobot」のリリースを発表した。大規模言語モデルの対話能力と数理最適化に関する専門知識を融合し、ユーザーの実装をサポートする。
Gurobotはユーザーとの自然な対話を通じて、最適化問題の解決をサポートする機能だ。これには、大規模言語モデルの対話能力と、Gurobiが培ってきた数理最適化に関する専門知識が用いられている。
同機能の主な活用シーンとして、APIの使い方など技術的な質問への回答、モデリングの改善やベストプラクティスの提案、またPythonによるコードスニペットの自動生成も提供される。そのほか、エラー原因の診断と対応策の提案、また必要に応じて人によるサポートへのエスカレーションも行われる。
GurobiのAWS上で通信内容はすべて暗号化され、履歴削除やアカウント閉鎖時のデータ削除にも対応するものとしている。
なお汎用AIとは異なり、Gurobiの公式ドキュメントや専門知識に基づいて回答を生成する。可能な限り情報源を明示し、透明性と信頼性を両立する。
Gurobiは統合しやすいフル機能ソフトウェアとサポート体制により、意思決定インテリジェンスを提供している。その背景にある数理最適化は、複雑な意思決定問題を数学的に記述して最適解を導き出す方法だ。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です