マイクロソフトは、6月27日、Azure AI Foundry Agent ServiceがMCPクライアント(プレビュー)になったことを発表した。
5月に開催された「Microsoft Build 2025」において、マイクロソフトはAnthropicと提携してモデルコンテキストプロトコル(MCP)をWindows 11、GitHub、Copilot Studio、Azure AI Foundryにおける第一級の標準にすることを発表していた。Azure AI Foundry Agent ServiceにおけるMCPのプレビューサポートは、 その取り組みのステップ。
Azure AI Foundry Agent Serviceにおいて、リモートMCPサーバー(セルフホスト型・SaaS 型)を導入すると、Azure AI Foundryがその機能を数秒でインポート。常に最新の状態に更新し、エンタープライズエンベロープを通じて呼び出しをルーティングする。
ユーザーは既存のMCPサーバーエンドポイントをFoundry Agentのツールとして追加できる。MCPサーバーに接続すると、アクションとナレッジが自動的にエージェントに追加され、機能の強化に合わせて更新される。これにより、エージェントの構築プロセスが効率化され、メンテナンスにかかる時間が短縮される。
サービスやAPIとの統合が容易になるほか、Foundry Agent Serviceのエンタープライズ機能を活用してAIエージェントを強化することも可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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