Robo Co-opは、Googleの支援によって実施される「AI Opportunity Fund」において、日本国内でのAIリテラシ向上を目的とした新たな奨学金プログラムの提供を、7月18日に開始した。同プログラムは、さまざまな学習プログラムを提供している「Coursera」における、「Google AI Essentials」コースが対象となり、無料での受講が可能になる。受講期間は6月〜9月(最終報告は10月初旬)。
今回の取り組みは、GoogleおよびAVPNが主導する「AI Opportunity Fund」の拡張フェーズとして位置づけられており、Robo Co-opは同基金における戦略的パートナー(SP)として、日本におけるAI教育の中核的な役割を担ってきた。従来、地域研修パートナー(LTP)へのトレーニング支援を通じてAI教育の土台を築いてきたが、今回の取り組みは次なるステップとして、Robo Co-opが自ら日本国内の一般受益者(労働者や大学生)へ、直接AI学習の機会を提供する。
新たに提供が開始された奨学金プログラムでは、AIの基本スキルを学ぶ入門コース(全6時間)を完全無料で受講できるようになる。すべてオンラインでの受講で、日本語を含む複数の言語に対応している。
受講対象は、日本国内に居住する労働者・大学生・専門学校生などで、とりわけシングルマザーや難民といった、社会的に疎外されがちな人々の受講を歓迎する。
同プログラムは、Robo Co-opが注力してきたシングルマザーや難民といった多様な人材の支援に加えて、大学生層にも広く開放される予定となっており、AVPNの指針のもと既存のAIトレーニングでカウントされていない新規学習者のみが対象となる。
あわせて7月25日12時〜13時には、Robo Co-opの代表である金辰泰氏が登壇して、同プログラムの背景や活用方法、参加ステップなどをわかりやすく紹介するウェビナーが開催される。参加費は無料で、事前登録が必要。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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