AWSは、7月17日、「AWS Lambda」の新機能として「コンソールからIDEへの接続」と「リモートデバッグ」の機能を発表した。
AWS Lambdaは、プロビジョニングや管理を行うことなくコードを実行できるサーバーレスのコンピューティングサービス。
今回発表された新機能によって、開発者はローカル開発環境でのサーバーレスアプリケーションの構築とデバッグをより簡単に行えるようになる。
「コンソールとIDEの統合」によって、AWSマネジメントコンソールからVS Codeへのワークフローが効率化され、開発環境のセットアップの作業が簡略化される。Lambdaコンソールに「Visual Studio Codeで開く」ボタンが追加されており、これをクリックするとIDEでの編集作業にすぐに取り掛かれるようになる。必要に応じてAWS Toolkitがインストールされる。
また、新しい「リモートデバッグ」機能によって、開発者はIDEに関数を組み込んだ後、VS Codeから直接AWSアカウントにデプロイされたLambda関数をリモートデバッグでデバッグできるようになった。他のAWSサービスと統合された状態でクラウド上で実行される関数をデバッグできるので、信頼性が高くなる。
開発者は、VS CodeでLambda関数を選択し、数秒でデバッグを有効にできる。AWS Toolkit for VS Codeが、関数コードを自動的にダウンロードし、安全なデバッグ接続を確立しブレークポイント設定を有効にする。完了すると、デバッグ設定が自動的にクリーンアップされる。
これらの新機能は、AWS Toolkit for VS Code(v3.69.0 以降)をインストールしたAWSマネジメントコンソールとVS Codeから利用可能。追加料金は不要。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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