トレンドマイクロは8月7日、同社製品で2件の重大な脆弱性が発見されたと発表した。同社では、すでにこの脆弱性が実際の攻撃に利用されたことを確認しており、注意を呼びかけている。
今回脆弱性が発見されたのは「Apex One」、「Apex One SaaS」、「Standard Endpoint Protection」の3製品。
管理コンソールに対するコマンドインジェクションによるリモートコード実行の脆弱性で、共通脆弱性評価システム(CVSS)による評価は「9.4」(最大値10.0)、深刻度は「重大」と評価されている。
このうち、「Apex One」については同社が短期的な緩和策として提供するツール「FixTool_Aug2025」の利用を呼びかけている。(他2製品は7月31日にバックエンド側で対応を行ったため、ユーザー側の対応は不要)
同社は、最新のビルドを8月中旬に公開予定としており、ユーザーへのアップデートを推奨する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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