はじめに
Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testers(以下、VSTT)には、製品の品質を向上させる上で非常に有効なさまざまなテスト自動化の機能が付属しています。前回の記事、『Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testersを使ってみよう(1)』では、Webテストの作成を行いましたが、今回の記事ではそのWebテストを活用してロードテストを作成する手順、そして、ロードテスト機能の操作方法と効果的な使い方を紹介します。
対象読者
- .NET Frameworkを利用したWeb開発プロジェクトに携わっている人
- Visual Studio 2005 Team Systemに興味がある人
必要な環境と準備
前回の記事に従って、既にセットアップやWebテストの作成などを試している場合は特に準備の必要はありません。次の節に進んでください。以降、必要な環境と準備として説明する内容は前回の記事をご覧いただいていない方が対象となります。
本稿で解説している内容を実際に試す場合にはいくつかのソフトウェアのインストールが必要となります。方法については、前回の記事の「必要な環境と準備」を参照してください。
ソフトウェアのインストールなどが終了したらPetShopサンプルアプリケーションが動作するか確認しておいてください(方法は前回の記事を参照)。この際、Webアプリケーションのポート番号を「2327」に設定しておくと、その後がスムーズになります。PetShopの実行が確認できたら前回の記事に付属のサンプルをダウンロードし、解凍したうえで「CodeZineSampleWebTest.sln」を開いてください(この時点でPetShopを読み込んでいるVisual Studioとサンプルを読み込んでいるVisual Studioの2つが起動することになります)。ソリューションを読み込み終わったら、「WebTest1.webtest」を開くと図1のような画面が表示されます。
ここで[テストの実行]を選択し(図1)、Webテストが正しく実行されることを確認してください。Webテストが正しく実行されると図2のような画面が表示されます。
Webテストの実行まで確認できれば、今回の記事の内容を実行するための準備は完了です。もし、Webテストの実行がうまくいかない場合には、PetShopサンプルアプリケーションのポート番号を確認してみてください。それでもうまくいかない場合には、前回の記事を参考に一からWebテストを作成してみてください。