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Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testersを使ってみよう

VSTTのロードテストでパフォーマンスを強化する

Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testersを使ってみよう(2)


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ロードテストを作ってみよう

 細かい解説を行う前に、まずは実際にロードテストを作成してみたいと思います。今回は前回に引き続きテスト対象のWebアプリケーションにマイクロソフト社の「.NET Pet Shop 4.0」を利用します。

 ロードテストを作成するには、既にWebテストが配置されているテストプロジェクトを右クリックし、[追加]-[ロードテスト]を選択します(図3)。

図3:ロードテストの新規追加
図3:ロードテストの新規追加

 新しいロードテストの作成を行うと、図4に示すような「新しいロードテストウィザード」というウィンドウが表示されます。このウィザードを利用してロードテストに必要な最低限の内容を設定し、新しいロードテストの作成を行います。

 ここでは、手順を追いながらどんなことを設定する必要があるのかを簡単に紹介していきます。では、[次へ]を選択して先に進めましょう。

図4:新しいロードテストウィザード1
図4:新しいロードテストウィザード1

 左側の進行状況が「シナリオ」になりました。ここでは、テストシナリオにつける任意の名前を設定します。待ち時間に関する設定項目が二つありますがここではこのまま[次へ]を選択します。

図5:新しいロードテストウィザード2
図5:新しいロードテストウィザード2

 次は「ロードパターン」です。ここではテスト中にかかる同時実行数の設定を行います。設定は「ステップロード」にして、[次へ]を選択します。

図6:新しいロードテストウィザード3
図6:新しいロードテストウィザード3

 次は「テストミックス」です。ここでは、ロードテスト内で使用する作成済みテストを選択します。右側の[追加]をクリックするとテストの一覧が表示されますのでWebTest1を追加してください。追加が完了したら[次へ]を選択します。

図7:新しいロードテストウィザード4
図7:新しいロードテストウィザード4

 次は「ブラウザミックス」です。ユーザーが利用するブラウザを想定して設定することができます。ここでは「Internet Explorer 6.0」のみにして、[次へ]を選択します。

図8:新しいロードテストウィザード5
図8:新しいロードテストウィザード5

 次は「ネットワークミックス」です。ユーザーが利用するネットワーク回線を想定して設定することができます。ここでは「LAN」のみにして、[次へ]を選択します。

図9:新しいロードテストウィザード6
図9:新しいロードテストウィザード6

 次は「カウンタセット」です。ロードテストの実行中に収集するパフォーマンスカウンタの内容を定義します。デフォルトのままでもある程度は設定されているので、ここではこのまま[次へ]を選択します。

図10:新しいロードテストウィザード7
図10:新しいロードテストウィザード7

 最後は「実行設定」です。主にロードテストを実行する時間を設定します。ここでは実行時間を「2分」に設定して[次へ]を選択します。

図11:新しいロードテストウィザード8
図11:新しいロードテストウィザード8

 一通り設定が終わると、Visual Studio上に作成されたロードテストが表示されます。

図12:ロードテストの作成結果
図12:ロードテストの作成結果

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト りばてぃ/FUJIKO/ナオキ(リバティ, フジコ, ナオキ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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