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AWS、10月19日から20日にかけて発生した障害の詳細を公表

 AWSは10月21日(現地時間)、米国東部(us-east-1)リージョンにおいて10月19日深夜から20日午後まで発生したDynamoDBを中心としたサービス障害の詳細を公表した。

 同発表では、主要な原因として、DynamoDBのDNSの仕組みを挙げている。本来はサーバのIPアドレスを特定するはずが、正しく機能しなかった。

 この不具合によりサービスへ接続できなくなり、加えてDNSの更新自動化も正常に機能せず、手動による復旧が必要となった。これに伴い、DynamoDBに依存するサービスや顧客システムでも、APIエラーや接続不可が発生。

 Amazon EC2では、インスタンスの新規起動やAPI応答が遅延・失敗し、既存のインスタンスは影響を受けなかったが、新規立ち上げが困難になった。EC2を管理する「DropletWorkflow Manager(DWFM)」がDynamoDBに関連しているため、状態確認処理の失敗が連鎖的に発生し、インスタンス起動遅延や失敗が長時間続いた。

 Lambda、ECS、EKS、Fargate、Redshift、Amazon Connectなどの各サービスもDynamoDBやEC2への関連性が高く、機能停止やAPIエラー、スケーリング遅延が発生した。

 AWSは本障害を受け、DynamoDBのDNS管理方法の見直しや競合条件の緩和、EC2サブシステムのテスト体制強化、NLBのキャパシティ制御改善など再発防止策の実施を表明している。

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https://codezine.jp/news/detail/22442 2025/10/24 08:00

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