AWSは7月1日(現地時間)、Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)の新機能として、Kubernetesバージョンのロールバック機能を発表した。
従来、Kubernetesコントロールプレーンのアップグレードは一方向のみで、アップグレード後は以前のバージョンに戻せなかった。これにより、多くの企業が十分なテスト期間や段階的なアップグレード、手間のかかる承認フローを設ける必要があり、結果としてセキュリティパッチの適用遅延やサポート終了問題に直面するケースも見られた。
今回追加されたロールバック機能では、バージョンアップ後に問題が判明した場合、最大7日以内であれば1つ前のKubernetesバージョンに戻すことができる。従来の「エミュレートバージョン」と異なり、本機能では実際に本番運用されていたバージョンへ戻るため、信頼性が高い。たとえば、Kubernetes1.34から1.35へアップグレードし、互換性の問題が見つかった場合でも、容易に1.34へ復元可能だ。
ロールバックの際には、EKSがノードやアドオン依存関係などのリスクを自動評価し、問題が検知された場合はユーザーに通知する。緊急時には、--forceフラグでチェックをバイパスすることもできる。EKS Auto Modeを利用したマネージドノード環境では、ノードのロールバックがPodのディスラプションバジェット(運用中断許容範囲)を考慮して順次実施され、プロセスの途中でキャンセルも可能だ。
なお、本機能は対応リージョンの全EKSクラスタで追加料金なく利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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