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イベントレポート

先輩に学びたいのは「AIでは得られないこと」──20代エンジニア3人が明かす、理想の先輩のリアル

Newbee Conference 2026「若手エンジニアが先輩に期待すること」セッションレポート

近藤 佑子(編集部)[著]

リアクションは絵文字で、通知はほどほどに

佐藤祥子
先輩とのテキストコミュニケーションで困ったり、嬉しかったりした経験はありますか。
べあ
出会ったばかりの頃、句点だけの文章が続くと「怒られてるのかな」って不安になったりします(笑)。実際話してみると全然怒ってなくて、気にしすぎだったなってなることはありますね。
Kuu
逆に「やりました」って報告に絵文字とかポジティブなリアクションがつくと、お互いの距離感が縮まるんですよね。オンラインが多くても、それで問題なくコミュニケーションが取れますね。
ことみん
ただ、了解の返事がスタンプだけだと通知が来なくて気づかないことがあって。テキストで一言「大丈夫です」って言ってくれれば通知が来るのに、スタンプだけだと通知にならなくて気づかないんですよね。
Kuu
自分は逆に、通知が気になるのでリアクションだけでいい派です。普段AIを使っていると、集中している時間とAIの出力を待っている時間の濃淡が激しいと思うので、集中しているときに通知が来ると、ちょっと「今じゃないんだよな」ってなっちゃいます。

モチベーションの火のつけ方は、人によって全然違う

佐藤祥子
先輩がどんなことをしてくれると、モチベーションが上がりますか?
Kuu
より視座の高い方向性を示してもらえるとモチベーションが上がるタイプです。あと、テンション高く接してもらえると、こちらも気持ちが乗りますね。
べあ
私は「キャリアアップになるよ」って言われても「そっか」で終わっちゃうんです(笑)。仕事は推し活のための手段なので、「推しのために頑張ろう」と言ってもらえる方が笑顔になれます。先輩は、私のことを「推し活の人」と理解してくれて、私にぴったり合ったモチベーションを見つけてくれたんです。
ことみん
私は、この仕事がどう成長につながるのか説明してもらえないとモチベーションが上がらないタイプです。なんでこれをやるんだろう、っていう認識合わせがされていると、すごく助かります。

AIに聞けば済むことは、先輩に聞かない

佐藤祥子
AIがあるこの時代、それでもAIじゃなくて先輩に求めるものって何がありますか?
ことみん
自分よりやったことのないプロジェクトや会社を経験してきた、その積み重ねから来るアドバイスは、AIには絶対にないので。その人が歩んできたからこそ「ここでこうだったから、今こうした方がいいんじゃない」って言ってもらえる方が嬉しいなと思います。
Kuu
コードを書く仕事はどんどん減っていて、自分に求められるのは意思決定になってきています。だから先輩には、同じレベルの意思決定じゃなくて、より大きな方向性での、より高品質な意思決定を求めたいです。
べあ
知識や技術はAIに聞けばいい時代だからこそ、求めるのは人間力です。お客さんの無茶な要望をどう調整するか、みたいな人間のコミュニケーションが求められる部分のアドバイスは、絶対に人に聞きたいですね。

先輩・後輩じゃなくなる瞬間っていつ?

佐藤祥子
先輩・後輩の関係性が、変わるときも来ると思います。それっていつ変わると思いますか?
Kuu
単なる同僚みたいな近い関係になったとしても、「この人はこれが強い」っていう状況自体は多分変わらないんですよね。その人はその強みを伸ばし続けるし、自分も自分の強みを伸ばし続ける。自分の中で「これは強い」っていう強みを見出してきたときに、先輩・後輩の立場から少し変わるんじゃないかなと思っています。
ことみん
「教える・教わる」じゃなくて、一緒にやるようになったら、もうそれは同僚になる感じなのかもしれないですね。

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この記事の著者

近藤 佑子(編集部)(コンドウ ユウコ)

株式会社翔泳社 CodeZine編集部 編集長、Developers Summit オーガナイザー。1986年岡山県生まれ。京都大学工学部建築学科、東京大学工学系研究科建築学専攻修士課程修了。フリーランスを経て2014年株式会社翔泳社に入社。ソフトウェア開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集・企画・運営に携わる。2018年、副編集長に就任。2017年より、ソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers...

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