Amazonは18日、セルフサービス型のコンテンツ配信サービス「Amazon CloudFront」ベータ版を公開した。[Amazon Web Service]のWebサイトより利用登録できる。
Amazonは18日、セルフサービス型のコンテンツ配信サービス「Amazon CloudFront」ベータ版を公開した。Amazon Web Service(AWS)のWebサイトより、利用登録することができる。
CloudFrontでは、「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」をストレージとして利用し、コンテンツの配信を行う。Amazon S3に置いたファイルに対してAPIをコールして公開登録を行い、登録完了後に返されるドメイン名に対してHTTPアクセスすることで、コンテンツをダウンロードできるようになる。コンテンツ配布サーバーであるエッジサーバーは、日本(東京)を含む世界14か所に設置。ドメイン名へのリクエストは自動的に、最も近いロケーションにあるエッジサーバーへリダイレクトされる。
料金は他のAWSサービスと同様、従量課金制を採用。エッジサーバーの場所と転送量、リクエスト数に応じて決定する。日本のエッジサーバー利用時の料金は下記のとおり。
項目 | 料金 |
---|---|
1月のデータ転送量(out):最初の10TBまで | $0.220/GB |
1月のデータ転送量(out):次の40TBまで | $0.168/GB |
1月のデータ転送量(out):次の100TBまで | $0.147/GB |
1月のデータ転送量(out):150TBまで | $0.137/GB |
Getリクエスト | $0.013/10,000リクエスト |
なお、WebブラウザーからAmazon S3の操作できるFirefoxの拡張機能「S3Fox」も、既にCloudFrontに対応しており、GUIでのドメイン名割当などが可能となっている。
【関連リンク】
・Amazon CloudFront
・Amazon Web Services Launches Amazon CloudFront(プレスリリース)
・Distribute Your Content With Amazon CloudFront:AWS Blog
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