柳井です。 本が出てかなりの時間が経ちますが、ケビン・ミトニックの「欺術 史上最強のハッカーが明かす禁断の技法」を読みました。本書は、ソーシャルハッキングの本であり、セキュリティーの本でもあります。この本を読んだ後、セキュリティ意識が高まり、パスワードの管理をなどを以前よりも気を付けるようになりました。 この本でなるほどなと思ったのは、情報の漏洩は末端から行われるということです。中枢の情報に直接触れていない人には、それぞれが持つ情報が、どれだけ大切なのか分かりません。そして、自分の職務以外に無関心な人々で構成された集団は、攻撃に弱くなります。攻撃者は、そういった人々が漏らす少しずつの情報を集めて、中枢に攻撃を仕掛けるからです。セキュリティを強化するには、何よりも職場全員の意識の改善が不可欠なのだということが、この本を読んでよく分かりました。 |
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連載お気楽マンガ。あと一歩のところで、何者かに作戦を台なしにされてしまった光度博士。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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