ノルウェーのOpera Softwareは14日、Webブラウザ「Opera 10.10 beta」をリリースした。新しいコンテンツ共有プラットフォーム「Opera Unite」機能が統合されている。
Opera Uniteは、WebブラウザをWebアプリケーションとしてインターネットに公開し、クライアント同士が直接コミュニケーションを取ることができる機能。Unite上で「File Sharing(ファイル共有)」「Web Server(Webサーバ)」「Media Player(音楽ファイルの再生)」「Fridge(付箋紙掲示板)」などのアプリケーションを起動し、インターネット上の任意のWebクライアントから直接アクセスさせることができる。
Opera Unite上で動くアプリケーションは、HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb標準に準拠しており、ユーザー自身が作成することも可能。UniteのWebサーバ機能自身も、JavaScriptで記述されているとのこと。アプリケーションは、公式サイトで公開されている。
Opera Uniteは、9月上旬にリリースされたOpera 10に組み込まれる予定だったが、ユーザーからのフィードバックに対応するために延期されていた。Opera開発版でテストされ、今回のバージョン 10.10で統合されることが予告されていた。10.10というバージョン番号には、2進数の「1010」が10進数の「10」に当たるという意味もあるという。
【関連リンク】
・Opera 10.10 beta
・Opera Unite
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