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Oracleの階層問い合わせ

Oracleの階層問い合わせ(6)
(枝切りの入門事項)

有向グラフで訪問経路の列挙

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sys_connect_by_path関数での枝切り

 sys_connect_by_path関数での枝切りは、文法エラーORA-30002: ここではSYS_CONNECT_BY_PATH関数を使用できませんが発生してしまいます。

sys_connect_by_path関数での枝切り(文法エラー)
select ID,OyaID
  from edaKiri
start with OyaID is null
connect by prior ID = OyaID
             and sys_connect_by_path(to_char(ID),',') Not Like '%3,4';

connect_by_root演算子での枝切り

 connect_by_root演算子での枝切りは、文法エラーORA-30007: START WITHまたはCONNECT BY条件ではCONNECT BY ROOT演算子はサポートされていませんが発生してしまいます。

connect_by_root演算子での枝切り(文法エラー)
select ID,OyaID
  from edaKiri
start with OyaID is null
connect by prior ID = OyaID
       and (connect_by_root ID+4) <= ID;

階層問い合わせでの枝切り

 以上をまとめると、階層問い合わせでの枝切りでよく使うのは、

  • Level擬似列を伴った条件式
  • prior演算子を伴った条件式
  • 上記2つの論理演算

となります。

 なお、Oracle 11g R2の新機能の再帰with句であれば、sys_connect_by_path関数やconnect_by_root演算子での枝切りなどに相当する枝切りや、列値の合計値などを使った枝切りなどができます。

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2. 訪問経路の列挙

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この記事の著者

山岸 賢治(ヤマギシ ケンジ)

趣味が競技プログラミングなWebエンジニアで、OracleSQLパズルの運営者。AtCoderの最高レーティングは1204(水色)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/4809 2010/02/22 14:00

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