Ruby on Rails開発入門 1
Ruby on Rails開発環境の構築
Mac OS Xには最初からRuby言語やRuby on Railsがインストールされています。しかし古いバージョンであったり、一部のコマンドで日本語が使えないなどの問題がありますのでMacPortsを使ってインストールする事をお勧めします。また、MacPortsを使うと他のオープンソースのソフトウェアも簡単にインストールできるようになります。
1.MacPorts(port)
The MacPorts Project -- Download & Installationページから最新のMacPortsをダウンロードしてインストールします。インストール手順は通常のMacアプリと同じです。
MacPortsでインストールしたソフトは /opt/local以下にインストールされるので、bash等の設定(~./batchrc)に以下の行を追加します。
export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH export MANPATH=/opt/local/share/man:$MANPATH
MacPortsソフト自体とリストを更新します。
% sudo port -v selfupdate % sudo port sync
2.Ruby & Gem
Ruby処理系とRubyのライブラリー管理ツール「Gem」をMacPorts(port)を使ってインストールします。portはソースを取得し、コンパイルしてコマンドを作るので、インストールに多少時間がかかります。
% sudo port install ruby % sudo port install rb-rubygems % sudo gem update --system
3.SQLite3
簡単に扱えるRDBソフト「SQLite3」もMacPorts(port)でインストールします。
% sudo port install sqlite3
RubyのSQLite3ドライバーはGemでインストールします。
% sudo gem install sqlite3-ruby
4.Rails
RailsはGemでインストールします。Railsに必要なRakeもインストールします。
% sudo gem install rake % sudo gem install rails