開発環境での実行
それでは、作成したサンプルを開発ファブリック(Development Fabric)上で実行してみましょう。
PHPエクスプローラーで[PHPAzureSample_WebRole]プロジェクトを右クリックし、[Windows Azure]の[Run in Development Fabric]をクリックします(図14)。
しばらくすると、タスクトレイ上で開発ファブリック(Development Fabric)と開発ストレージ(Development Storage)が起動し、さらに既定のブラウザが起動して「Hello, world!」PHPアプリケーションが表示されます(図15)。

クラウド環境への配置
最後に、サンプルPHPアプリケーションを、クラウド上のWindows Azureに配置してみましょう。
PHPエクスプローラーで[PHPAzureSample]クラウドサービスプロジェクトを右クリックし、[Windows Azure]の[Publish Application to Windows Azure Portal]をクリックします(図16)。
しばらくすると、既定のブラウザが起動しWindows Azureポータルのログインページが表示されます。また、ワークスペース内の[PHPAzureSample]フォルダが開き、サービスパッケージファイル(PHPAzureSample.cspkg)が作成されたことが分かります(図17)。
![図17:[PHPAzureSample]フォルダ](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/5518/5518_fig17.gif)
最後に、サービスパッケージファイル(PHPAzureSample.cspkg)とサービス構成ファイル(ServiceConfiguration.cscfg)を、クラウド上のWindows Azure環境に配置します。実際の配置方法については、第2回記事の「クラウド環境での実行」の部分を参照ください。
本文の手順にある[Publish Application to Windows Azure Portal]をクリックする代わりに、[Package Application]をクリックするとサービスパッケージファイル作成のみを実行できます。一方、[Launch Windows Azure Portal]をクリックすると、Windows Azureポータルのログインページの表示のみが行われます。
参考資料
最後に、PHPによるWindows Azureアプリケーション開発を行う上で役立つ参考資料を挙げておきます。
- マイクロソフト『PHP on Windows Azure ガイドライン(日本語)』
- 『Windows Azure 実践クラウド・プログラミング for C#/Visual Basic/PHP』 山田祥寛 著、秀和システム、2010年7月
まとめ
今回は、PHPによるWindows Azureアプリケーション開発について解説しました。Eclipse PDT+WindowsAzure4eの組み合わせにより、Windows Azureで動作するPHPアプリケーションを容易に開発できることがお分かりいただけたと思います。
次回は、Windows Azureにおけるメンバシップ機能の使用方法について取り上げる予定です。お楽しみに。


