パーシャル・ページの出力キャッシュ
ASP.NET MVCは、ページ全体のレスポンスの出力キャッシュを、V1からサポートしてきました。ASP.NET MVC V3(本日のRCから開始)では、パーシャル・ページの出力キャッシュのサポートも可能になりました。これにより、簡単にレスポンスの断片(すべてではなく)を出力キャッシュできます。
ページの断片を出力キャッシュするのは、非常に簡単です。描画しているビュー内から起動する子アクションの中に、出力キャッシュしたい領域をカプセル化するだけです。例えば、以下に製品一覧ページがありますが、『本日のスペシャル』セクションも同じページに出力するとします。
上記では、Html.Actionヘルパーメソッドを使って、SalesController.DailySpecials子アクションメソッドを呼び出しています。上記ではカテゴリパラメータを引き渡しており、それにより、ユーザーが現在見ている製品のタイプに基づいて、『本日のスペシャル』の表示をカスタマイズできます(これにより、もしユーザーが『コンピュータ』製品を見ている場合は、コンピュータのスペシャル一覧を表示し、もし『赤ちゃん』製品を見ている場合は、おむつのスペシャル一覧を表示します)。
以下は、SalesController.DailySpecialsメソッドの簡単な実装です。適切な製品一覧を取得し、Razorのパーシャル・ビューテンプレートを使用して、レスポンスを返し描画します。
上記のDailySpecialsメソッドが、どのような[OutputCache]属性を持っているか確認してください。これは、描画されるその部分コンテンツが、キャッシュされることを示しています(3600秒間/1時間)。そのキャッシュされたコンテンツが、自動的にカテゴリパラメーターに基づいて、変化することも示しています。
もし製品のカテゴリが10種類あった場合、DailySpecialsメソッドは、10個の異なるスペシャル一覧をキャッシュすることになるので、適切なコンテンツ(コンピュータやおむつ)が、ユーザーが見ている製品カテゴリに応じて出力されます。
部分コンテンツがキャッシュから出力された場合、データベースアクセスやロジック処理が起こらないので、サーバーへの負荷の軽減や、応答時間のスピードアップにつながります。
この新しいメカニズムにより、アプリケーションへパーシャルページの出力キャッシュを、非常にクリーンで簡単な方法で追加できます。


