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日商エレクトロニクスと日本IBM、仮想化環境を実現するソフトウェアとサーバーを組み合わせて提供

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日商エレクトロニクスは本日、日本IBMと協業し、代理店契約を締結しているソフトウェア「Virtual Iron(バーチャルアイアン)」を10月1日から出荷開始すると発表した。

 日商エレクトロニクス株式会社は本日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)と協業し、代理店契約を締結しているソフトウェア「Virtual Iron(バーチャルアイアン)」を10月1日から出荷開始すると発表した。また日本IBMのサーバー製品およびストレージ製品を組み合わせた「Virtual Iron スターターキット」も併せて出荷する。

 従来は、分散した複数のサーバーを統合し集中して管理することで、IT資源を有効活用し、運用コストを削減する「仮想化」の技術として、1台の物理サーバーを論理的に区切り、複数のOSを同時に起動する方法が一般的だった。だが最近では、仮想環境の効率管理を実現する全体最適化の機能が求められている。

 Virtual Ironは、パフォーマンスや信頼性、柔軟性、利便性を向上させる先進的な機能を付加した仮想化ソフトウェア。企業の厳しい要求に応えることができる。1台の物理サーバーの上に複数の仮想サーバー環境を稼動させるだけでなく、異なる複数の物理サーバーに存在する仮想サーバー環境を動的に管理できることが特徴だ。たとえば、負荷状況に応じて、稼動中のアプリケーションを停止させずに、他の物理サーバーへ仮想サーバー環境を移動させる機能や、障害発生時に仮想サーバー環境をバックアップサーバーへ移動し自動障害復旧を行う機能、ポリシーに応じた動的配置など、仮想化環境の効率管理を実現する。

 また同製品はオープンソースの仮想化技術であるXenをベースにしている。そのため、エンタープライズ・クラスの仮想化環境を、最小構成で定価398万円という低価格で構築することができる。Xenは、x86サーバーの仮想化技術として、2002年に英国ケンブリッジ大学で開発が始まったオープンソースプロジェクトで、一つの企業が開発する製品と異なり、複数の開発者が自由に参加し協同で開発に当たるというもの。そのため品質向上のスピードが速く、特定の企業の意向に左右されず柔軟に機能が拡張できるという特徴を持つ。IBMは早い段階からXenプロジェクトを強力に支援しており、さまざまな部分で貢献している。

 今回、両社はVirtual Iron for XenとIBMのサーバーおよびストレージ製品を組み合わせて、簡単に導入できる検証済みのソリューションを提供するとしている。

 ソリューションの特徴は以下の通り。

  • 容易な導入
  • わずか15分で仮想化環境の初期セットアップが完了
  • 優れたパフォーマンス
  • Virtual Ironが提供する高速化ドライバによってI/Oボトルネックを削減
  • Intelの仮想化技術Virtualization Technologyを標準サポート
  • OSやアプリケーションの修正を伴わずに利用可能
  • 仮想化環境の管理性を向上させる先進的な機能
  • 動的なキャパシティ再配置、ポリシーベース・プロビジョニング、ワークロード管理機能の提供
  • 物理サーバーごとの仮想化ソフトウェアのインストールやメンテナンスが不要
日商エレクトロニクス株式会社:【プレスリリース】低価格かつ容易に仮想化環境を実現するソリューションXenベースのソフト「Virtual Iron」とIBMのサーバーを組み合わせて提供

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