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ComponentZine(ComponentOne)

Webページ内に複数のHTMLコンテンツを表示するSilverlightアプリケーションの作成

ComponentOne Studio for SilverlightのC1HtmlHostコントロールを使ったWebページの作成

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Webページの作成

 では、Webページを作成してみましょう。グリッドは1行2列に設定します。左側のグリッドにC1HtmlHostコントロールを2つ配置し、右側のグリッドにC1HtmlHostコントロールとListBoxコントロールを配置します。

コントロールのレイアウト(GridのShowGridLinesプロパティを「True」にしてグリッド線を表示)
コントロールのレイアウト(GridのShowGridLinesプロパティを「True」にしてグリッド線を表示)

Silverlightプロジェクトの作成

 まず、Silverlightプロジェクトを作成します。Visual Studioで新しいプロジェクトを作成すると、[プロジェクトの種類]に[Silverlight]が追加されています。これを選んで[テンプレート]から[Silverlightアプリケーション]を選択します。

[Silverlightアプリケーション]を選ぶ
[Silverlightアプリケーション]を選ぶ

 [新しいSilverlightアプリケーション]というダイアログボックスが表示されるので、[新しいWebプロジェクトの種類]でリストから[ASP.NET Webサイト]を選びます。

リストから[ASP.NET Webサイト]を選ぶ
リストから[ASP.NET Webサイト]を選ぶ

 プロジェクトが作成され、新しいWebサイトに「MainPage.xaml」が作られてXAMLのコードが表示されます。

C1HtmlHostコントロールの作成

 次に、1行2列のグリッドを作成し、左側のグリッドにStackPanelコントロールを組み込み、その中にC1HtmlHostコントロールを配置します。

左側のグリッドにC1HtmlHostコントロールをレイアウトする

<Grid x:Name="LayoutRoot" ShowGridLines="True" >
    <Grid.ColumnDefinitions>
        <ColumnDefinition Width="*"/>
        <ColumnDefinition Width="*"/>
    </Grid.ColumnDefinitions>
    <StackPanel Grid.Column="0">
    </StackPanel>
</Grid>

 C1HtmlHostコントロールは、ツールボックスのアイコンをダブルクリックして作成します。1つ目のC1HtmlHostコントロールは、SourceUriプロパティにWebページのURLを絶対URLで記述します。

<c1ext:C1HtmlHost Width="500" Height="300" VerticalAlignment="Top" 
                  SourceUri="http://codezine.jp/component/grapecity/" Margin="10">
</c1ext:C1HtmlHost>

 2つ目のC1HtmlHostコントロールでは、SourceHtmlプロパティにHTMLコードを追加します。ここでは、3行のテーブルを作成するHTMLを記述します。

<table border="0">
    <tr>
        <td>
            <font color="#FF80C0">このコーナーは、私が作成したフリーソフトをダウンロードするコーナーです。</font>
        </td>
    </tr>
    <tr>
        <td>
            本プログラムを、営利を目的として無断で転載・販売・再配布するこ<br>とを固く禁じます。
        </td>
    </tr>
    <tr>
        <td>
            本プログラムの著作権は「瀬戸 遥」が所有します。
        </td>
    </tr>
</table>

 このHTMLコードの<>""を変更し、1行の文字列にしてSourceHtmlプロパティに設定します。

<c1ext:C1HtmlHost Width="500" Height="300" VerticalAlignment="Top"
                  SourceHtml="&lt;table border='1'&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;
                  &lt;font color='#FF80C0'&gt;このコーナーは、私が作成した
                  フリーソフトをダウンロードするコーナーです。&lt;/font&gt;
                  &lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;本プログラムを、
                  営利を目的として無断で転載・販売・再配布することを固く禁
                  じます。&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;本プロ
                  グラムの著作権は「瀬戸 遥」が所有します。
                  &lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/table&gt;" Margin="10">
</c1ext:C1HtmlHost>

Windowlessプロパティを「True」に設定する

 作成したプロジェクトを実行してXAMLの記述を確認する前に、Windowlessプロパティを設定します。先ほど説明したように、プロジェクトにある「xxxTestPage.aspx」ファイルをダブルクリックで開き、ソースにWindowlessプロパティを「True」に設定するコードを追加します。

<param name="Windowless"  value="true" />

 プロジェクトを実行し、C1HtmlHostコントロールがWebページとHTMLコードを正しく表示することを確認します。

WebページとHTMLコードが正しく表示できればOK
WebページとHTMLコードが正しく表示できればOK

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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