IPA(独立行政法人情報処理推進機構)およびJPCERT/CC(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)は、26日に2011年第2四半期(4~6月)の脆弱性関連情報の届出状況を発表した。
発表によれば、この期間の脆弱性関連情報の届出件数は83件で、内訳はソフトウェア製品に関するものが44件、Webアプリケーション(Webサイト)に関するものが39件であったという。これによって、2004年7月の届出受付開始からの累計は、ソフトウェア製品に関するものが1,207件、Webサイトに関するものが5,444件で、合計6,651件となった。
また、ソフトウェア製品の脆弱性の届出に関して、JPCERT/CCが調整を行い、製品開発者が修正を完了し、2011年第2四半期にJVNで対策情報を公表したものは26件(累計516件)。Webサイトの脆弱性の届出に関して、IPAがWebサイト運営者に通知し、2011年第2四半期に修正を完了したものは63件(累計3,511件)であった。これによって、ソフトウェア製品を含めた脆弱性の修正件数は、累計4,027件となっている。
さらに、Webサイトの脆弱性の届出に対する取り扱い状況は、取り扱い中件数が前四半期の386件から、今四半期で83件が取り扱い終了となった。一方、新たに39件が取り扱い中となり、合計で342件が取り扱い中となる(前四半期比で44件減)。これは、2004年7月の届出受付開始からの全届出件数5,444件のうちの6%にあたり、残り94%が取り扱いを終了したことを意味している。
【関連リンク】
・IPA
・JPCERT/CC
・ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況[2011年第2四半期(4月~6月)]
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