本稿はデータベースソフトウェア「SQL Anywhere」およびデータベース全般に関する英語ドキュメントを翻訳する形で提供しています。図など、部分的に英語のままになっていますが、製品のSQL Anywhere自体は完全に日本語化されていますのでご安心ください。
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これまでもこのキャンプに参加したことはあるのですが、今年参加したのは''テスラ技術キャンプ''です。これは、これまでに参加した物理科学系のキャンプとは異なり、コンピュータサイエンスに親しむことを目的としたキャンプです。
本キャンプの参加者を指導するウォータールー大学の学部生は、参加者の興味を引くような素晴らしい仕事をしています。テスラキャンプのテーマは、プログラミングをすることではなく、「コンピュータを使用して面白そうなことをする」ということです。たとえば、電子音楽の作曲や編曲、ミュージックビデオの制作、撮影、編集、iPhotoやPhotoshopを使用したデジタル写真の処理などです。また体験学習として、IC基板をハンダ付けして、何かを組み立てたりします(何を組み立てるのかは知りません)。
このような楽しい体験から、子供たちがコンピュータを使うことの面白さに気付くことは疑いがありません。しかも、参加者の多くが少女であるという事実は非常に頼もしいことです。特に、ウォータールー大学のコンピュータサイエンス講座の女子学生登録数を考えると、確実に成果が出ていると思われます。
偶然にも今日の午後、ニューハンプシャー州コンコルド在住の私の同僚Steve Olsonが、他の団体が(特に少女を対象として)行っている、コンピュータサイエンスに興味を持ってもらうための取り組みについての記事を2本紹介してくれました。「Bring Girls Into the Science-Major Pipeline(少女たちを理科系専攻の道に導く方法)」は、The Chronicle for Higher Educationの記事で、対象者の調査という平易な方法を使用して、若い人をコンピュータサイエンス分野に引き付けるようなマーケティング手法の転換について書かれています。
コンピュータサイエンスが退屈で難しく、非社交的なものだとティーンエージャーが信じている限り、彼らがこの分野を仕事として選ぶことはないでしょう。しかし、ウェイトの置き方を変えることで、このような固定概念に異議を唱えることもできるのです。具体的には、コンピュータの専門家を陽気で面白い人として紹介し(元々このような人たちが多いのですが)、コンピュータサイエンスが人間のほぼすべての側面において多大な影響のある刺激的な分野であることを示し、若者が共鳴するような言葉やイメージを使用して、若者にこれらのすべてを伝えればよいのです。
もう1つは、「Girls, their families and friends, Gather for Computer Science(少女とその家族や友人がコンピュータサイエンスを学ぶために集合)」という記事で、パシフィック大学(オレゴン州)による、7年生と8年生の少女たちにコンピュータサイエンスを紹介する取り組みについて書かれたものです。
いずれの記事も読みごたえのあるものです。この記事を提供してくれたSteveに感謝します。