米Adobeは米国時間の3日、米カルフォルニア州で行われているAdobe MAX 2011にて、Webサイトで利用可能なフォントライブラリを提供するTypekit社を買収したと発表した。
Typekit社が提供する数百種類ものフォントのライブラリは、Webサイトに迅速、簡単、確実に組み込むことができ、あらゆる最新ブラウザで一貫した表示を実現できる。また、これらのフォントはすべてWebでの使用について法的な許諾を得ており、The New York Times、Conde Nast、IGNなどといった大手Webサイトにも、Typekitが提供するフォントが使用されている。Typekitフォントは、単体サービスとして提供を開始するが、長期的にはAdobe Creative Cloudの一部としての提供も予定している。
さらに同イベントにて、PhoneGapおよびPhoneGap Buildの開発元であるNitobi Software社の買収についても発表された。
PhoneGapは、HTML5とJavaScriptを使用したクロスプラットフォーム対応のモバイルアプリを簡単に開発できるオープンソースプラットフォーム。PhoneGapが加わることにより、モバイルアプリ開発の面において、HTML5/JavaScript/PhoneGapを使用したソリューションと、Adobe Flash/Adobe AIRを使用したソリューションという、2つの選択肢をユーザーに提供できることになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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