東陽テクニカは、米Perforce Software Inc.のソフトウェア構成管理ツールの新バージョン「PERFORCE 2011.1」を、2012年1月に発売する。ユーザロックライセンスを採用しており、税抜き価格は12万円(ボリュームディスカウントあり)。
「PERFORCE」は、ソフトウェア開発におけるソースファイルやドキュメントなどの成果物の構成、変更履歴、派生開発における分岐(ブランチ)や統合(マージ)の履歴を管理するためのソフトウェア構成管理ツール。独自の通信プロトコルを用いた高速データ転送、グラフィカルユーザインタフェースによるユーザビリティの高さ、アクセス制御などの管理作業のしやすさが特長となっている。また、大規模開発にも耐えうるスケーラビリティを備える。
新バージョンでは、成果物の集まりが更新されていく過程である「コードライン」を具現化しており、メインの開発ライン、別のラインから派生した開発ライン、リリース済みの成果物のメンテナンスラインなど、ライン間の関係をより明確に定義できる「ストリーム機能」を搭載し、ツールがライン間の関係を自動監視し、マージの必要性をユーザーに通知するなどの支援を行ってくれる。
さらに、ライン間の関係を可視化する「ストリームグラフ」を搭載することで、開発ラインの状態とマージの必要性を視覚的に理解できるようになっている。
ストリームグラフは、ファイル単位ではなく開発ラインを単位としており、ライン間を結ぶ緑のラインは、マージの必要性を示す。このように、マージが必要なラインを視覚的に示すことで、マージ忘れを防ぐとともに、ライン間の関係に煩わされることなく、構成管理を行える。
対応OSは、Windows 7/Vista/XP、Windows Server 2008R2/2003、Linux Kernel 2.6、Solaris 10、Mac OS X。
【関連リンク】
・東陽テクニカ
・Perforce Software Inc.
・「PERFORCE」
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