Amazon Web Servicesは、データのアーカイブおよびバックアップ向けのストレージソリューション「Amazon Glacier」を、21日(現地時間)に発表した。月額料金は1GBあたり0.01ドル(東京リージョンでは、1GBあたり0.012ドル)。
「Amazon Glacier」は、アクセス頻度は低いが、将来の参照に備えて保管し続けたいデータ向けに設計されており、デジタルメディアアーカイブ、財務情報、医療記録、ヒトゲノムデータ、長期間のデータベースバックアップ、法規制の遵守のため保管しなければならないデータなどの保存に適している。
「Amazon Glacier」を利用することによって、ハードウェアのプロビジョニングや、複数のデータセンターにまたがったデータ複製、ハードウェアの故障検出および修復の必要性がなくなり、ユーザーはアーカイブストレージの運営とスケーリングの管理上の負担から解放される。
また、保存されたアイテムにつき年平均99.999999999%の耐久性を提供するよう設計されており、自動的に全データを複数のデータセンターで複製して、継続的にデータインテグリティチェックを行う。なお、ハードウェアの故障やデータの破損が発見された場合には、冗長データを使用して自動修復を行うなど、高い安全性を確保している。
22日現在の利用可能地域は、米国東海岸(北バージニア)、米国西海岸(北カリフォルニア)、米国西海岸(オレゴン)、西ヨーロッパ(アイルランド)、東京リージョン。
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