IDCフロンティアは、クラウド基盤ソフトウェアに「CloudStack」を採用し、専有の環境で仮想マシンを構築・運用できる「IDCフロンティアプライベートクラウドサービス」の提供を、16日に開始した。
「IDCフロンティアプライベートクラウドサービス」は、パブリッククラウドの容易な操作性と、リソースを専有可能なプライベートクラウドの特長を併せ持ち、オンプレミスやハウジングと比較して資産の保有や初期投資の回避、インフラの運用が不要で、迅速なシステム構築と運用コストの抑制を実現する。
長年のデータセンターとクラウドの運用経験、およびサーバやネットワークに関するベストプラクティスをフルに活用し、パブリッククラウドで提供している専任担当による運用サポートを提供するマネージド型と、クラウド基盤に「CloudStack」を採用し、Web経由で利用者自身がITリソースを構築・管理できるセルフポータル型の特長はそのままに、「初期投資不要の専有環境」「Web上で操作可能なクラウド管理ツール」「柔軟に拡張できるコンピュータリソースとネットワーク」を提供し、24時間365日の監視・運用保守を事業者側が行う。
マネージド型とセルフポータル型の特長を併せ持つため、セキュリティ要件によって利用の難しかったパブリッククラウドと同等の柔軟性と、数十から100台以上の中規模以上のシステムを占有環境の月額課金で使える。
ほかにも、初期費用は無料、月額課金方式でSLA99.995%を保証している。「CloudStack」の採用によって、ダッシュボードからアカウント発行や仮想マシンの管理環境を提供する。ネットワークは専有冗長構成で標準100Mbps~10Gbpsまでの増速が可能。オフィスとデータセンター間、他のクラウド間とのネットワーク接続や、APIによるクラウドサービスのコントロールと、プログラムでの運用の自動化に対応している。
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・IDCフロンティア
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