The Linux Foundationは、5月に東京で開催する国際的な技術会議「LinuxCon Japan 2013」および「Automotive Linux Summit Spring 2013」の発表者募集(Call for Participation:CFP)を、23日に開始した。発表案は、The Linux FoundationのWebサイトにて、2月28日23時55分まで受け付ける。
Linux Foundation、「LinuxCon Japan 2013」および「Automotive Linux Summit Spring 2013」の発表者を募集
「LinuxCon Japan 2013」は、アジア地域における最大のLinuxカンファレンスで、5月29日~31日にホテル椿山荘東京において開催する。
5回目となる今回は、昨年同様にエンタープライズやクラウド、モバイル、組込、リーガルなど、Linux/OSSに関する幅広い分野の発表を網羅する。日本と世界のLinuxコミュニティの交流を促進し、企業や開発者が直面している課題を解決していく場として、広く発表者を募集している。
推奨される発表テーマは次の通り。
- モバイル(スマートフォンやタブレットなど)とLinux
- オープンソース コンプライアンス
- クラウドコンピューティング
- 企業におけるLinuxの最適化
- データセンターや組込み分野における顕著なLinuxパフォーマンスの事例
- カーネル
- Linuxシステムの管理(トレーシング)
- 仮想化
- システム管理のためのセキュリティとベストプラクティス
- ファイルシステム
- Linux とOSSコミュニティが直面している法務的問題
- ライフスタイル、生産性、文化など、Linuxエコシステムに影響を与える非技術的なものを総合的に
「Automotive Linux Summit Spring 2013」は、日本発のグローバルLinuxイベントで、2013年5月27日~28日にホテル椿山荘東京において開催する。2011年12月に横浜で第1回が開催され、昨年の英国での開催を経て、日本に開催地が戻ってきた。
2012年9月に発足したLinux Foundationのワークグループ「Automotive Grade Linux」や、「Genivi」「Tizen」など、自動車産業におけるLinux/OSSイノベーションに取組む企業や開発者なら、誰でも参加できるオープンな技術カンファレンスとなっている。
推奨されるテーマは次の通り。
- Linux 車載システム(インフォテインメント、カーオーディオ、計器など)
- ミッションクリティカルアプリケーション向けのLinux
- グラフィック、暗視スコープ、および拡張現実(augmented reality)
- テレマティクスや緊急通報サービス
- 仮想化
- 車とクラウド
- 移動中の車両へのライブコンテンツ配信
- 車車間通信、および路車間通信
- Automotive-grade Linux(長期可用性、堅牢性など)
- OTA(Over The Air:無線通信利用)システムのアップデート/アップグレード
- 法律関連の問題、ライセンス、コンプライアンス
- 車載通信バス
- スマートロード対応計器
- セキュリティとプライバシー
- ライフスタイル、生産性、文化など、自動車関連のLinuxに影響を与える非技術的なもの
- エンジン管理、エアバッグ、アンチロックブレーキなど、ミッションクリティカルなシステムのためのLinux
【関連リンク】
・The Linux Foundation
・「LinuxCon Japan 2013」
・「Automotive Linux Summit Spring 2013」
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