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現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(LEADTOOLS)

「LEADTOOLS」を使ってWindowsストアアプリに画像処理機能を実装しよう

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LEADTOOLSを配置する

LEADTOOLSの参照設定

 初期状態が完成したら、プロジェクトでLEADTOOLSを使えるようにしましょう。

 LEADTOOLSを使えるようにするには参照設定が必要ですが、その前に少しだけ準備が必要です。ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリックして[追加]‐[参照]メニューで「Windows XAMLコンポーネント」を開いても、LEADTOOLSのコンポーネントは表示されません。

図4 Windows XAMLコンポーネント
図4 Windows XAMLコンポーネント

 ダイアログにある[参照]ボタンをクリックして、LEADTOOLSのインストールフォルダ配下のコンポーネントを指定します。

図5 LEADTOOLSの参照設定
図5 LEADTOOLSの参照設定

 Windowsストアアプリ向けのコンポーネントは、x86用、x64用、ARM用と3タイプが用意されています。今回はx86用の「V17.05.00.62_WinRT」フォルダを開きます。

 そして、winmdファイルすべてとLeadTools.Controls.dllを選択して[追加]ボタンをクリックします。これでLEADTOOLSの機能がプロジェクトに取り込まれました。

プロジェクトのプラットフォーム

 x86用のコンポーネントを指定したので、[ビルド]‐[構成マネージャー]でプラットフォームをx86に切り替えます。

図6 プラットフォーム切り替え
図6 プラットフォーム切り替え

XAMLエディタを使った配置

 LEADTOOLSのコンポーネントをVisual Studioで配置するときは、XAMLエディタでPageタグにLeadTools.Controls引用を定義します。

図7 XAMLエディタでの定義
図7 XAMLエディタでの定義

 このように定義しておけば、「<custom:」と打てばインテリセンスが効いて、LEADTOOLSのコンポーネントが表示されます。

Blendを使った配置

 Visual Studio 2013に付属しているBlendは、XAML専用の高機能画面エディタです。Blend単体でも起動できますが、Visual StudioのソリューションエクスプローラーでXAMLファイルを右クリックから[Blend]メニューでも起動できます。

 LEADTOOLSの配置はBlendも可能で、参照設定が終わっていれば[アセット]‐[場所]にLeadTools.Control.dllが表示されます。その中でImageViewerとRasterImageViewerが選べるようになるので、それをページ上にドラッグ&ドロップして配置することができます。

図8 Blendでの定義
図8 Blendでの定義

 Visual Studioよりも、さらにXAML編集がしやすいツールなので、慣れると強い味方になります。

次のページ
XAMLの定義

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この記事の著者

初音玲(ハツネアキラ)

 国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。 個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。 Microsoft MVP for Windows Development ブログ:http://hatsune.hatenablog.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7610 2016/03/14 11:39

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