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Jenkinsで実現するJava EEアプリケーションの自動ビルドと自動デプロイ

Jenkinsを利用した「WebSphere Application Sever Liberty Core」へのデプロイの定期実行化

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2014/07/30 14:00

目次

Jenkinsのインストールと設定(2)

Jenkinsへのライブラリの追加

 WebSphere Deployer Pluginには一部追加でのライブラリが必要となっています。

 ライブラリについてはWebSphere Application Server「Liberty Core」に含まれています。

 以下のファイルを「%JENKINS_HOME%¥plugins¥websphere-deployer¥WEB-INF¥lib」にコピーします。

  • %LIBERTY_HOME%¥dev¥api¥ibm¥com.ibm.websphere.appserver.api.basics_*.jar
  • %LIBERTY_HOME%¥dev¥api¥ibm¥com.ibm.websphere.appserver.api.endpoint_*.jar
  • %LIBERTY_HOME%¥dev¥api¥ibm¥com.ibm.websphere.appserver.api.restConnector_*.jar
  • %LIBERTY_HOME%¥clients¥restConnector.jar

 ファイルをコピーしたらJenkinsを起動します。jenkins.batを実行してください。

 これでWebSphere Deployer Pluginのインストールが完了しました。

ジョブの作成

 さて、ここから自動ビルド、自動デプロイの設定を行っていきます。左のメニューから「新規ジョブ作成」を選択してください。

新規ジョブ作成1
新規ジョブ作成1

 ジョブ名にliberty-exampleを入力して、Maven2/3プロジェクトのビルドを選択し、「OK」を押します。

新規ジョブ作成2
新規ジョブ作成2

 ソースコード管理から「Subversion」を選択し、リポジトリURLに「https://github.com/megascus/Liberty-Jenkins/trunk@HEAD」を入力します。

新規ジョブ作成3
新規ジョブ作成3

 ビルドトリガから定期的に実行を選択し、スケジュールとして「H 0 * * *」を入力します。

新規ジョブ作成4
新規ジョブ作成4

 これは設定例だと毎日0時にビルドが行われます。cronに似た書式で自動でのビルド、デプロイ感覚を自由に変更することができます。

 ビルド後の処理の追加からDeploy To IBM WebSphere Liberty Profileを選択します。

新規ジョブ作成5
新規ジョブ作成5

 入力欄に以下のとおり入力していきます。

項目
WebSphere Liberty IP/DNS WebSphereが動作しているPC名(今回はlocalhost)
Port server.xmlのhttpEndpointタグで指定したhttpsのポート番号
UserName server.xmlのquickStartSecurityタグで指定したユーザー名
Password server.xmlのquickStartSecurityタグで指定したパスワード
Client Truststore File Path WebSphereで生成したSSL証明書(key.jksファイル)のパス
Client Truststore Password SSL証明書作成時に入力したパスワード

 入力し終わった後に「Test Connection」をクリックすると、Connection Successful!と表示されます。

新規ジョブ作成6
新規ジョブ作成6

 保存をクリックすれば、設定完了です。

ジョブを起動してみる

 毎晩0時に起動するように設定しましたが、0時までは待てませんので、今すぐ起動させます。メニューからビルド実行をクリックしてください。即座にジョブが実行されます。

ビルド1
ビルド1

 ビルドが終わると、下のビルド履歴にジョブの結果が表示されます。ジョブが成功すると青い丸、ジョブが失敗すると赤い丸が表示されます。

ビルド2
ビルド2

 ビルド履歴をクリックすることで、そのジョブの詳細を確認することができます。「Console Output」をクリックすれば、ビルド中に標準出力に出力された内容を確認できます。

ビルド2
ビルド2

 これでJenkinsによる自動ビルドができるようになりました。

まとめ

 Jenkinsを使用した自動ビルドおよびWebSphereへの自動デプロイはいかがだったでしょうか。今回は紹介を見送りましたが、テストの自動実行や、FindBugsやPMDを利用した静的解析やレポートの作成を自動で行うこともできます。Jenkinsは日々の決まったタスクを自動的に実行してくれる便利屋さんです。今回の記事の範囲だけではもったいないので、ぜひJenkinsの効率的な使用方法を考えて実践してください。

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