米Microsoftは、Windows 10 Insider Previewの最新ビルド10158を、6月29日(現地時間)に公開した。同ビルドは、安定性を向上するとともに、UIを洗練、さらにInternet Explorerに代わる最新Webブラウザ「Microsoft Edge」を搭載している。
「Microsoft Edge」は、これまでWindows 10 Insider Previewが備えていたProject Spartanを置き換えるもので、Project Spartanでもっとも要望の多かった「home」ボタンを、設定画面から追加できるようにした。また、他のブラウザからのお気に入り/ブックマークの読み込みや、スタート画面の変更、新規タブ表示のカスタマイズ、パスワードの自動入力、最小化/バックグラウンド状態での音楽再生、タブのドラッグ&ドロップによるウィンドウ化といった機能が追加されている。
なお、ビルド10158へのアップグレードによって、Project Spartanのお気に入り、クッキー、履歴、リーディングリストが上書きされてしまうため、「Microsoft Edge」へ引き継ぎたい場合は、事前にバックアップを行う必要がある。
同ビルド向けのWindows 10 SDKプレビュー版は、6月30日(現地時間)のリリースを予定する。SDKプレビュー版には、Windows 10 Mobileエミュレータが付属し、SDK、エミュレータともに最新のAPIに対応している。
このほか、タブレットモード時の動作の改善や、音声認識アシスタントCortanaのアップデートとOffice 365への統合、写真アプリのアップデートなどが行われるとともに、Surface 3やSurface Pro 3における動作も改善された。
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