米Facebookは、同社が2012年から開発を行っているデータモデリングのためのクエリ言語GraphQLを紹介する文書を、公式サイト上に掲載している。
GraphQLの開発が開始された2012年の段階では、iOS/Android用のFacebookアプリは、単にFacebookサイトのモバイル向けビューをアプリ化しただけだったため、すぐに機能的な限界に到達してしまい、パフォーマンスに難があり、頻繁にクラッシュしていた。
このため、Facebookではネイティブアプリへの移行を進めていたが、Facebookサーバから提供可能なデータ形式と、モバイルアプリ上で扱えるデータ形式との違いに苦労した末に生まれたのがGraphSQLである。
GraphQLのクエリは、サーバに送られて処理されると、JSONとしてクライアントに返されるため、データシェイプが予想しやすく、また必要なデータシェイプがわかっていればクエリを記述しやすく、かつ学習のしやすさや使いやすさを実現している。
【関連リンク】
・Facebook
・GraphQL(英語)
・「GraphQL: A data query language」(GraphQLの紹介記事、英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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